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Nihito Kawahara プロダクト開発 テックリード

コラビットを社会にとって”かけがえのない存在”に

コラビットで働いている人にスポットを当て、その想いをお届けするコンテンツ『コラびと』(collabit×ひとの造語です)。初回である今回は、コラビット創業当時からジョインしている川原さん。創業当時からシード期までを支えてきた川原さんが、いまコラビットに何を思うのか。密着インタビューしてきました。

Nihito Kawahara
富山県出身。2015年入社。中学生時代のインターネット黎明期からITへの関心が強く、書籍やGitHubなどから独学でプログラミングを学習。アプリや地域のコミュニティ情報サイトなどを独自で立ち上げる。コラビット入社前から代表の浅海とTwitterなどを通じて親交があり、創成期のメンバーとしてジョイン。不動産価格推定サービス「HowMa」のローンチを担当。現在は、toB向けの新サービスの開発エンジニアを担当。1児のパパでもある。(2021年11月時点の取材に基づいた情報です)


独学の身から、Webエンジニアとして飛び込んだコラビット

– コラビットとの出会いは?

10年くらい前の話になりますが、当時「Ustream」というブロードキャストが流行っていました。そこで、そこでコラビットの代表である浅海と親交があったのがきっかけです。当時、実家の富山県で暮らしていましたので、当時コラビットの本社があった横浜に旅行気分で遊びに行ったんです。Webエンジニアとしてキャリアを積んでいきたいとの想いがあったので、実務経験は無かったのですが、浅海に「コラビットで雇ってくれませんか!?」とお願いしてみたら、「ぜひぜひ!」とのことで。1週間後にはもう都内に引っ越していましたね(笑)。

当時のコラビットは、ラクマスというサービス名でCMS事業をメインで行っていた時代です。3名体制のの3人目で入社したのですが、給与面よりも、当時はとにかくWebエンジニアになりたかった一心でした。のめり込むくらい自分でもインターネットの世界にハマっていましたので、自分の好きなことに携われるだけで個人的には充実感でいっぱいでした。

– 独学でプログラミングを習得されたんですね。

まさに「好きこそ物の上手なれ」と言いますように、私が中学生の頃に、ネットの掲示板やチャットが流行り出していた時期でした。見知らぬ人とインターネットを通じて交流をすることが、新しく、楽しくて。

分からないなりに自分で調べて、HTMLでタグを埋め込んで色を変えてみたり、機能を追加してみたり、レンタルサーバー上でWordPressを構築してみたり。そんな趣味の延長のようなところがキッカケで、インターネットやプログラミングの世界に入っていったんです。当時は電話回線の時代でしたからね。電話代の請求が膨らんで親に怒られたことも多々ありました(笑)。


知的好奇心をくすぐり続けるから、コラビットでの仕事は飽きない

– コラビット創成期時代から、紆余曲折を経て、今のコラビットに戻ってきたとか。

はい。当時受託していたドリパス事業がyahooに買収されることになり、浅海とともに私もヤフーに入社することになりました。浅海がYahoo!チケットのPL、私はyahoo映画のプロジェクトなど様々な経験をさえてもらっていました。そんな時、浅海がヤフーへの事業買収からのロックアップが終了し、現取締役である岡崎とともに新たに不動産領域で事業を展開することになったと聞きました。そこで、また声がけをしてもらい、新生コラビットでも3人目のメンバーとして再びジョインすることなったんです。

ヤフー在籍時代に、Yahoo!映画のレコメンドシステムなどを作っていたのですが、機械学習やAIなど領域に可能性を見出していた時期でした。ヤフーのような大きな組織では、ある程度分業の体制が築けているので、私が直接的にその領域に関わることが難しかったのですが、コラビットは再度誕生したばかりのベンチャー企業でしたし、AI技術を事業に活かす構想を持っていたので、イバラの道かもしれないけど、自分のやりたい気持ちに従って、もう一回、浅海と共にコラビットでやろうと思ったんです。

– コラビットに再入社してからは、どのような活動をしていたんですか?

再入社してからは、toB向けに不動産価格データを提供しているサービス「PORT」と並行して、toC向けのビジネスである「HowMa」につながるサービスづくりの毎日でした。まずは、マップから地域ごとに不動産価格が推定できるように知覚化させたり、利用ユーザーに不動産価格やローンのシミュレーションを手軽に行ってもらうようにするための様々な機能を作っていました。

大量のデータを扱うので、分散処理についてインプットして、それを実装してみたり。サービス化に向けて手を動かしながらもインプットするという、毎日が実験・検証の連続でした。そんな中でも、取り組んだことがIT専門のネット情報誌に寄稿することになって取り上げられたりと、新しい挑戦が社外からも評価されたことは嬉しかったですね。

– インプットしながらのサービス作り。両立するのが大変そうですが、刺激も多そうです。

そうですね。インプットが増えることが嬉しい、知的好奇心が強いタイプなのであまり大変だという自覚はありませんね(笑)。不動産を扱うということで、コラビットに入社した後に宅地建物取引士(宅建)の資格も勉強して独学で取得しました。将来的にコラビットが事業ピボッドすることもあり得るかな、と思っての取得だったのですが、業務に直接役に立っているわけでなくても、不動産の知識を得られたことは有益でした。

現在は、toC向けの「HowMa」事業で培った技術を活用して、toB向けのプロダクトを開発中です。そのプロダクトの技術リーダーとして、また新たなサービスの開発に挑戦をしているところです。新たなことに取り組むことは、また自分の成長機会にもつながりますし、刺激になります。


コラビットを社会にとって”かけがえのない存在”に

– コラビットの創成期メンバーとして、大切にしたいものは何ですか?

コラビットの魅力は、個人裁量を持って自由に働けるところです。またベンチャーマインドあふれる雰囲気なので、主体的で、創作意欲があり、チャレンジすることが好きな人にとっては居心地の良い環境だと思います。

また、コラビットにはバリューとしての行動指針が共有されており、誰にでも理解できる普遍性を持っていると思います。例えば、「このタスクはキツイな…」と思う時は「Beyound The LIMIT」を思い浮かべます。そうすると、「踏ん張りどころだから頑張ろう!」と気持ちを巻き直して、前に進むことができます。

目の前の業務に取り組む中で、そういったバリューが自然と意識され、それに向き合って頑張れば、評価にもつながります。働く立場としては、成長と評価が結びつきやすく、充実感を持てるサイクルができるのではないかと思っています。

– コラビットのメンバーとして、これから目指したいことは何ですか?

私たちコラビットの社員が会社のことを大切にしたい気持ちがあるのと同じように、私たちの周囲の方やビジネスパートナー、ユーザー、そして社会といった外部の方々にとっても、コラビットの存在を”かけがえのない存在”にしたいですね。ミッションである「社会問題を解決し続ける」と掲げているように、社会にとって必要とされ、人々から応援されるビジネスを真っ正面から行っていくことが大切ですし、私たちの想いや取り組みをどんどん発信して、みなさんにも知っていただくことが大切です。

不動産テック市場は、PoC(Proof of Concept:概念実証)フェーズを抜け、今は普及期に入ってきました。PoCフェーズで私たちがやってきた、ある意味で「やんちゃさ」は忘れずに、頭では冷静に市場や顧客に向き合い、さらなるステップアップに向けて取り組んでいきたいです。

そして、今後は大きな1つのステップとして、コラビットは数年後のIPO(株式新規公開)を目指しています。まずは目先の目標である上場に向かって、みんなで一緒に頑張りたい。そして、社会に対して、より大きく、より良い影響を与えられる企業になっていきたいですね。

Written by  Keisuke Dojo

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